仁王門 周辺

所在地 薬王院境内(高尾山1号路)
祭 神

那羅延金剛力士(ならえん=阿形)、密迹金剛力士(みっしゃく=吽形)、大天狗、小天狗、三十六童子

ご利益 病気平癒、厄除け、庶願成就

四天王門をくぐった広場を通過し、右に上がる階段の先に仁王門があります。江戸中期の建立で昭和35年に東京都有形文化財に指定されています。
しかしこれまでに昭和34年(台風で倒壊)、昭和41年(台風で全壊)と被害に遭いそのたびに再建復元されています。

この朱色はベンガラという顔料の色です。ベンガラは紅殻(べにがら)ともよばれますが、もともとはインドのベンガルに産した塗料だったのでこうよばれるようになったそうで、遠めにも鮮やか。
安置されている仁王さまも真っ赤で迫力があり強そうです。

しかし四天王、十二神将、さらに仁王にまで守護されているわけですから薬王院は万全です。
昔は紙を濡らして仁王さま投げつけ、自分の悪い場所と同じ部分にうまく当たり、そのまま貼り付けば、病気が治ると信じられていました。
しかし紙だけでなく鳥の糞害などで像が汚れるということから、多くの仁王像の周囲には金網が張られるようになりました。ここの像はガラスで守られています。門前の見張りも大変なのです。

金剛力士(こんごうりきし)とは、仏教の護法善神(守護神)である天部の神です。
口を開いたの阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の二体を一対として、寺院の表門などに安置することが多く、一般には仁王さまの名で親しまれています。ほんらいは二王と書きますが、現在では仁王と表す場合が多いようです。
しかし左右に立っているので二王の方が意味がわかりやすいですね。

仁王門の内側には大小の天狗が安置されています。
他の天狗像に比べると愛嬌があります。こちらは金網で守られています。

仁王門の近辺には数組の狛犬がありますが、仁王門下のこの立派な二体は私のお気に入り。
右は阿形で頭に団子状の宝珠、左は吽形で角を生やしています。

狛犬の上の斜面には不動明王の配下である三十六童子が一同に揃っています。
1号路にぽつぽつと立っている像とほぼ同じもので、それぞれ、ちゃんと名前がついており、中でもコンガラ童子とセイタカ童子が有名です。
不動明王を信仰されている方なら、何か困ったときに彼らのうちのどなたかの名前を呼べば、助けに来てくれるそうです。
本当のことをいえば、かつて天狗は三十六童子にコテンパンに懲らしめられた時代がありました。

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