東伏見稲荷神社

所在地 東京都西東京市東伏見
祭 神 宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神
ご利益 家内安全、商売繁盛、交通安全、厄除開運

東伏見とは、名前の通り、東(関東)の伏見稲荷という意味です。西武新宿線の「東伏見駅」が最寄り駅ですが、バスを利用すれば「柳沢駅」、JR「吉祥寺駅」「三鷹駅」からも行けます。

祭神はそれぞれ「宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)」「佐田彦大神(さだひこのおおかみ)」「大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)」ですが、ここの神社ではこの三柱の神を総称して東伏見稲荷大神と称しています。京都の伏見稲荷の祭神と同じですが、京都の場合は他に「田中大神(たなかのおおかみ)」「四大神(しのおおかみ)」を祀っています。

東伏見稲荷神社の由緒によれば宇迦之御魂大神は伊勢の外宮と同神で衣食住や農業の守護神、佐田彦大神は猿田彦大神のことで通商貿易や道路の神(=道祖神)、大宮能売大神は神楽舞踏の始祖で一家の和合商売繁盛の守護神とあります。なんだか仰々しい神名ですが、ひらたく言ってしまえば稲荷神、猿田彦神、天照大神の巫女(天鈿女命と同神とも)のことです。

東伏見稲荷神社の歴史は意外に浅く、昭和4年に関東の熱心な稲荷信仰者が伏見稲荷の分霊をこの地に祀ってから。当社の特徴は「迷信など、誤った稲荷信仰」の是正浄化に力を入れていることでしょう。つまり「お稲荷さんは狐ではない。狐はあくまでも稲荷神のお使い」「狐憑きは迷信である」などですが、現実はそう単純ではありません。それは社殿の裏を覗いてみればすぐわかります。つまり、そこには稲荷小祠が密集しており、まさにミニ稲荷山の「お狐さま天国」だからです。どうひいき目に見ても「お狐さまそのものを祀っている」としか思えません。

本殿の裏庭にまわると数十の稲荷小祠が密集している。当然、お狐さまの楽園。絵馬にだってちゃんと描かれている。

稲荷の神紋。神社によってそれぞれ多少の違いはあるが基本的には稲束だ。真ん中に穴が空いていれば五円玉。私はこの超日本的なデザインが好きで、このマークが目にはいるとついつい写真をとってしまう。

 

「験の杉(しるしのすぎ)」という伏見稲荷発祥のお守り。稲荷詣での帰りに人々が稲荷山の杉の枝を手折って持ち帰り、庭に挿して根付けば願いが叶うという俗信に基づいたもの。もちろん女性は「おかめ」ではなく「巫女さん」で、かつてこの巫女さんを「狐」にたとえていたこともあった。

我が家のトイレに貼ってある「埴安姫」と台所の脇に貼ってある「竈神(荒神様)」のお札。ともにこの神社で入手したもの。

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