天恩山 五百羅漢寺

所在地 目黒区下目黒
祭 神

釈迦如来、五百羅漢、再起地蔵尊

ご利益 慈悲、悟り、再起、子育、水子供養

理屈は不要。三百数十年の間、息を潜めながら、まるで生き続けてきたかのような羅漢さんたちの前に立つと、その迫力に圧倒されます。羅漢堂内は撮影禁止なので、上の写真はパンフレットからの転載です。見学は有料。

五百羅漢寺は元禄8(1695)年、江戸の本所(江東区大島)に黄檗宗の寺院として鉄眼禅師によって建立されました。将軍綱吉や吉宗の援助を受け「本所のらかんさん」と庶民にも親しまれて繁栄しましたが、明治の廃仏毀釈で衰退。明治41年に目黒に移っています。多くの羅漢像は長い間劣悪な環境に置かれていましたが、昭和56年に現在の近代的なお堂に納められました。現在は浄土系のお寺です。

五百羅漢像は貞亨〜元禄年間の十数年にわたって松雲元慶禅師が辛苦の末に彫像された江戸期を代表する大群像で、当初は536体あったそうですが、現在ではそのうちの305体(釈迦三尊像を含む)が残っています。羅漢堂と本堂に鎮座しています。

五百羅漢とは、お釈迦さまが亡くなられた後その教えを正しく後の世に残すためにマガダ国の都・王舎城に集まって会議をした五百人の仏弟子がモデルになっています。そこでまとめられたものが現在伝えられている経典の原形です。お釈迦さまは自身は経典を残していませんから、彼らの功績によって仏教の今があるというわけです。

お寺の入口は、まるで美術館か新興宗教施設のようだ。階段を上がって左が寺務所、右は料亭の「らかん亭」と和風喫茶の「らかん茶屋」。

階段を上がりきったところ。寺の境内とは思えない。

前庭の正面は本堂。ご本尊の釈迦如来と羅漢像などでお釈迦さまの説法シーンが再現されている。長くいても飽きない。

羅漢堂の出口近くに座る「獏王」。顔に三つ、左右の腹に三つずつ、計九つの眼を持つ。人間の悪い夢を食い、いい夢を与えてくれるという神獣。この像も松雲元慶禅師の作。悪魔払いや願い事に霊験あらたかだそうです。

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