五條天神社・花園稲荷神社

所在地 台東区上野公園
祭 神

大己貴(おおなむじ)命、少彦名命、菅原道真公、
倉稲魂(うがのみたま)命=豊受姫命

ご利益 病気平癒、家運繁栄、縁談、商談、就職
ここには五條天神社と花園稲荷神社が並んで祀られており、上野公園内の不忍池と上野動物園の中程にあります。
五條天神社の祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)=大国主命と少彦名命(すくなびこなのみこと)だそうですが、この二神は「薬祖神」として祀られています。確かに皮を剥がれた白ウサギを助けたり、温泉の神と崇められたりしていますから…。
創祀は約1900年前と伝えられ、実際に記録の残っているところでも500年前といわれていますので相当に古いことは確かです。

ただ、天神社というからには今は相殿とされている菅原道真公こそが本来のご祭神だったのではないでしょうか。
ここでも例に漏れず明治時代に大己貴命が担ぎ出されたのではないかと思われます。なぜなら大己貴命は「国つ神」の代表であり、「天つ神」ではありませんから「天神」ではないのです。
では天つ神でもなかった菅原道真公が天神といわれるワケは、かつて怨霊として「雷神」と恐れられた過去を持つからです。
菅原道真公は天つ神ではありませんが、雲の上から、自分を左遷させた政敵に雷を落として暴れ回ったので天神様とよばれるようになったわけです。

五條天神社のすぐ横に花園稲荷神社があります。
こちらも倉稲魂命を祭神としていますが、もとは弥左衛門狐を祀った「お穴さま=穴稲荷」がメインだったと思われます。
忍岡(しのぶがおか)稲荷が正式名称で、今でも旧社殿に石窟が残っています。
これは上野山に寛永寺が建てられるとき、ここに棲む狐たちの住処が無くなるのを憐れみ、社(やしろ)を建てて祀ったのが始まりといわれています。

の大きな輪は「茅の輪(ちのわ)」といいいます。これをくぐることにより厄を祓うという信仰に基づいたものです。

 

社紋にはこの「薬草」をデザインしたものと道真公にちなんだ「梅」の二種があります。

こちらは花園稲荷神社。新宿の花園神社とは無関係ということです。
五條天神社のすぐ横にあり、このように同じくらいの規模の社が並んでいるのは珍しい。

ここがオリジナルの穴稲荷。
解説版最後の行の上に注目。
いたずら書きというより添削。「の」の上に書き加えられた「も」の文字が親切だ。

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