神田神社(神田明神)

所在地 東京都千代田区外神田
祭 神 大己貴命(だいこく様)、少彦名命(えびす様)、平将門命
ご利益 家庭円満、縁結び、商売繁盛、事業繁栄、医薬健康、勝負必勝

ここは江戸っ子たちの絶大な崇拝を受けた「神田明神」です。
すぐ近くの明神下(みょうじんした)では、「♪お〜と〜こだったぁ〜ら〜」の銭形平次親分が活躍していました。
ここの神田祭りは江戸三大祭りの一つとしても有名です。庶民だけではなく江戸幕府の総鎮守でもありました。

祭神の大己貴命(おおなむちのみこと=だいこく様)と少彦名命(すくなびこなのみこと=小さな神さまです)は共に力を合わせ、日本の国造りをされたことで名高い神様たちですが、平将門命(たいらのまさかどのみこと)は実在の人物でした。

ここ神田明神では、少彦名命は「えびす様」と同一神とされています。
一般に知られた釣り竿と鯛を持った姿ではありません。むしろ鯛より小さいくらいの神さまです。

平将門は平安中期の人で、関東地方に独立国を築くため朝廷に反逆した武将。
国家にとっては謀反人ですが、関東の庶民にとっては悪政に立ち向かった東国の英雄として、絶大な人気がありました。
この時、朝廷は将門の調伏(ちょうぶく=呪術によって敵を打ち負かすこと)を成田山新勝寺などに行わせたため「神田っ子は成田山にはお詣りしない」といわれているほどです。

境内には銭形平次の碑、威風堂々たる狛犬、魚河岸水神社などたくさんの合祀社などもあります。
奉安庫の鍵など、おしゃれなデザインの小物を捜すのも楽しみの一つです。

明治政府は江戸っ子が慣れ親しんだ「神田明神」の名を、味も素っ気もない「神田神社」と改名しました。
しかし江戸っ子は政府のいうことなんか気にしない。今でも「みょうじん様」といえばここのことだと決まっています。
だいたい平将門は関東の反逆児の代表ですからね

JR 神田駅で「神田神社ってどこですか?」と聞くと「隣のお茶の水駅の近くです」と言われてしまいますので注意!

石造りでは日本一大きいといわれるだいこく様。その横には手の平に乗りそうな大きさの少彦名命の像がある。
「だいこく様」は日本の「大国主命=おおくにぬしのみこと」とインドの「大黒天」とが合体した神様なのです。
ちなみに「大黒天」はインドでは恐ろしい夜叉でした。

波の上にちょこんと乗っている金色のミニ神さまが少彦名命(すくなひこなのみこと)です。
じつはガガイモのサヤに乗っています。これで大海原を渡ってきたというのですから、さすがですね。
ガガイモとは、つる性の野草のことで紡錘形の実を付け、種には白い毛が生えていて風で飛んでいきます。残った殻がガガイモのサヤというわけです。

「お百度詣り」のシーンは、よく時代劇に登場しますが、これはその回数をチェックするための百度石です。
二十回お詣りするたびに紙垂(しで)を一枚(五色あります)捧げます。
この石から本社正面までお百度詣りをすると8km以上になるということです。

コンピュータや携帯電話用「IT情報安全祈願」のお守りです。
私が知る限りでは本邦初だと思いますが、さすがと言うか…ちょっと複雑な気分です。
しかし今では車にも交通安全のシールを貼るのが珍しくない世の中ですから、そう驚くこともないかも知れませんね。

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