蛸薬師
成就院

所在地 目黒区目黒
祭 神

薬師如来、聖観音、お静地蔵尊、秋葉三尺坊

ご利益 皮膚病、厄除け、無病息災、商売繁盛、火難除け、縁結び、子宝、子育て

まるで看板のような絵馬です。ここ、成就院は「蛸薬師」とよばれています。お守りも絵馬も蛸づくし。
有名な目黒不動尊への参道を歩いていますと、左側にこの大蛸の絵が架かっています。蛸は多幸につながるのだそうです。

なぜ蛸が…といいますと今から約1200年ほど前、遣唐使だった慈覚大師円仁が帰途、海上で大嵐に遭遇し、あわやというところで薬師如来像を海に投じて念じたところ、そのご利益あって無事に帰国できたそうです。
帰国後、当寺を開山し全国を説法しながら巡っていると海上に燦然と輝く薬師如来像が現れたので、よくよく見ると3匹の蛸がその尊像を支えていたのでした。そこで慈覚大師はその姿を像に彫った…ということです。

蛸薬師は京都にもあるそうですが、蛸と共に彫られた本尊はここだけではないか、といわれています。絵馬も、もちろん蛸です。

また、江戸時代にはイボ取りを祈念した女性が「蛸断ち(今後、蛸を食べませんという誓い)」をして念じたところ、2〜3日のうちにみな消えたということです。その時、女性が握りしめていた石が「おなで石」。お寺で入手できます。

目黒不動尊への参道から見た成就院。蛸の絵の下には徳川二代将軍秀忠公の側室だった「お静の方」の発願で奉納されたといわれる石仏像通称「お静地蔵」が並ぶ。
縁結び、子宝、子育、出世、開運などを願う人々の信仰を集めてきたという。

こちらが正面。「不老山」の額がありがたい。
ここでおふだや絵馬、おなで石などを分けていただけます。

境内にある青面金剛が彫られた庚申塔。やはり下には見ザル(猿)、聞かザル、言わザルが彫られ、お顔の左右上には太陽と月が彫られています。

こちらで秋葉権現のおふだがいただけるとは思いませんでした。
江戸時代には、この火伏せのおふだは「一家に一枚」という必需品だったのです。

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