金龍山浅草寺伝法院 大使者鎮護堂

所在地 東京都台東区浅草
祭 神 荼枳尼天(狸神)
ご利益 火伏せ、商売繁盛、盗難除け

 

ここは有名な浅草寺・伝法院の一画(裏)にあるお堂…つまりお寺です。狸神(お狸さま)を祀っていますが祭神はダキニ天で、豊川稲荷と同じ神様です。普通は白狐に乗っているのですが、ここではちゃんと狸に乗っているそうです。

もともとは戊辰戦争で上野の山を追われ、浅草寺境内の藪に住みついた狸の乱行を鎮めるため、伝法院の鎮守として狸社を祀ったということです。
明治5年には新聞沙汰になるほどの悪戯ぶりで、ある日、寺の用人であった大橋という人の一人娘に憑いてしまいました。
奇言奇行が激しく夜泣き蕎麦を20杯も食べたりしたといいます。
その後、異なるお寺の僧の夢に同時に現れ「我に住処を与えれば火伏せの神になろう」と言ったので鎮護大使者の称号を与え、大橋家の前に祠を建てて祀ったのが始まりといいます。
上の写真は拝殿です。

チンゴの名からか、近くにあった吉原や玉ノ井の遊女、たいこもち(幇間:ほうかん)、芸能人から信仰されていたといいます。

お供え物は上記の理由からか、蕎麦だということですが、現在は赤飯、酒、煮しめなどが多いそうです。
用人さんのお話では、最近境内に水子地蔵を祀ったところ、若い女性の参拝者がずいぶん増えたそうです。ちょっと複雑な気持ちになりました。

じつは高尾山にも「お狸さま」が祀ってあります。その関係でこちらの鎮護堂を調べたわけです。詳しくは「高尾山のオタヌキ様とライオンに乗った菩薩」を読んでください。

本殿。正面には座布団に座ったお狸さまが鎮座して、招き猫と同じポーズをとっています。

本殿の境内には入れませんが、お狸さまがたくさんいます。

94年7月にスタジオジブリによって制作されたアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」制作委員会から奉納された絵馬。

本堂前の狸と同じポーズの「招き狸」の置物。なかなか可愛いです。ぞえじいのお気に入り。

 

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