駒ヶ嶽神社 竹宇前宮(竹宇地区:ちくうちく)

所在地 山梨県北杜市白州町竹宇地区
祭 神 大己貴神(大国主神)、少彦名神、天手力男神、素盞鳴命、保食之神、天之御中主神、高皇産霊神、全七柱
ご利益 国家鎮護、五穀守護、子孫繁栄

鳥居のすぐ先に見えるのは祖霊宮、奥に見えるのは4月にお神楽が奉納されるという神楽殿。本宮は甲斐駒ヶ岳の山頂(2,967m)にありますが、ここの神社は登山道の入口に祀られているので前宮(里宮)とよばれています。ここ竹宇地区の駒ヶ嶽神社は尾白川渓谷への入口にもあたります。また、横手地区にも登山口がありこちらには横手前宮があります。

駒ヶ嶽神社には山岳信仰や修験道の色が濃く漂っており、多くの霊神像や石像が奉納されています。不動明王や摩利支天など仏教系の神様もたくさん祀られており、神仏習合の面影が見られます。

鳥居をくぐってすぐの境内祖霊宮の奥には子玉大神社の小祠があり、子授けや安産、成長を祈願する子安神が祀られています。

石像に興味のある人には嬉しい場所です。修験者らしき霊神像から天狗、勝軍地蔵までさまざま。修験道における一番人気の不動明王はもちろんですが、駒ヶ岳の一峰の名でもある摩利支天の像か多いのも特徴的です。

私は尾白川渓谷で買ったばかりの帽子をなくしてしまいました。猿でもいいですから無駄にせず被ってくれているといいのですが…。

平成14年3月、かつての立派な本殿は、焚き火の不始末で焼失してしまいました。今は多くの崇敬者や登山愛好家などの支援を受けてご覧のように新しく再建されています。
初めてここに来たときは、まだ生々しく焼け焦げた跡地に石像や小さな祠が残っていただけで、ちょっと不気味でした。本殿が再建されてあのオドロオドロしい印象はなくなりました。

多くの武器を持って猪(下のムチムチしたもの)に乗っている神様摩利支天の像。上杉謙信が信仰していた戦(いくさ)の神様で本来は武士の守り本尊です。駒ヶ岳の一峰名にちなんで奉納されているのでしょうか。

大谷源吉霊神と個人名が彫ってあります。これは、修行者を讃える霊神碑(れいじんひ)というものです。錫杖を持ち、一枚歯の下駄をはいた姿の像ですから立派な修験者だったのでしょう。ちょっと仙人のようでもあり神仙道の雰囲気もあります。
右後方に見えている像は、鼻が欠けているものの、天狗だと思います。

本殿に向かって左手にある吊り橋。ここを渡ってしばらく行きと甲斐駒ヶ岳への登山道と数々の美しい滝が見られる尾白川渓谷へのコースに分かれます。奥に写っているのは私をここに案内してくれた友人の山下夫妻。

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