ぞえじいコレクション(マッチ:動物編)


通商産業大臣が発行したマッチ専用「物品税之証」。三本のマッチと炎のデザインが良い。
家庭用徳用マッチに貼ってあった(以下の写真でも何点か右下に剥がした痕があります)。

まずは馬シリーズです。
まさに宇宙を駈ける白馬。星のせいか、共産圏国家の労働賛美ポスターにも見えます。

徳用箱は青・赤・黄の三色印刷ですが、こちらは青色の代わりに黒を使っています。こう見ると、馬の顔が長いのは言うまでもないが首も長い。 これも「あなたの心に灯をともす」がキャッチフレーズの播磨燐寸のシリーズです。あくまでも赤バックにこだわっています。

星に代わって黄桜のバック。中華風から一転して大日本帝国の軍馬風になってしまった。

こちらは富士山をバックに気分良さそうに駆けています。 小箱です。裏面のデザインがなかなか洒落ています。
馬のバストアップ。前脚でしなを作っているこの色っぽいポーズは…やはり雌でしょうか。シンプルですが迫力充分です。 馬を左に寄せてみました。昔は薬剤面を擦らなくとも固いモノに擦るだけで発火するように燐寸の頭に燐が付いていました。それに対してSAFETYと謳っているわけです。 広告マッチですが、馬シリーズとして紹介します。単色刷りながら、さすがに青山の店らしく洋風でモダンなデザインです。
虎は馬と共によく描かれている素材。糸巻きにじゃれついている巨大なネコ(いや、糸巻きが巨大なのか)です。発想がダダモノじゃないですね。 これは小箱12個入りカートンの包装紙(トップの部分)。虎の彼方で、赤い地球が光を放っていて、ものすごくダイナミックなデザインですね。よそ見してポーズをつけている場合じゃないぞ!

トリオ・ザ・タイガーズ。ファミリーでしょうか。絵に描かれるときの虎はだいたい「吠えている」のが決まりですが、さすが三頭いるとバランス的に口を閉じている奴もいます。。

ちょっと売り言葉が多くて残念です。これも実に不思議な絵柄です。虎のチェーン渡りといい、サーカスが題材なんでしょうか。 「リューボシ」ぜひ韓国料理店や中華料理店に置いて欲しい。それもそのはず、韓国製です。 普通「犬印」といえば妊婦さんの腹巻きで有名ですが、M.M.C.とは何の略なのでしょう。こうして見ると、動物と星の組み合わせデザインは結構多い。
象の鼻がちょっと長すぎるのと、円の中心に菊紋が入っているのが気になります。つい先日、100円ショップでこのデザインの小箱を発見。頑張ってます!

タバコのパッケージをパクっていますが、キャメル社にとっては広告にもなるし大目に見ているのでしょうか。韓国製です。何の「賞」を取ったのでしょう。

動物シリーズの最後はコウモリ。なぜかヒョウタンとのコラボ。かなり不気味なイラストですが気に入っています。
カッコ良いデザインですが、この鷲のポーズは、アメリカ軍マークの影響を受けているように思えてなりません。…なんとなくですけど。 「ワ シ」の文字のレイアウトが大胆なのか無神経なのか判断しかねます。左下の花(バラか)も同じく…でも、こういうところが魅力なんですね。 炎のような赤い鶏冠にグッと張り出した胸、凛々しく上げている尾羽…鶏って逞しいです。まるでチキン・リトルのパパ。
これはまた…アールヌーヴォー…とまではいかなくてもグッとメルヘンチックなデザインです。 このデザインとイラストのタッチは大胆で好きです。四隅の飾り模様が「鶏印」と同じですから、同じ人の作品でしょうか。 オオルリでしょうか。鳥や裏面の地図の繊細さに比べると、吊し柿みたいな囲みケイがちょっとアンバランスな気がします。…山火事が心配です。
見事なシンメトリー。しかしよくよく見ると、じつに神道風のデザインですね。境内で豆を撒きたくなってしまいます。 バックの黒の使い方など、かなり個性的でモダン。この柔らかそうなデザインは新婚家庭にも人気だったのでは… 日本の皇室と英国王室がゴージャスにパーティーを繰り広げているような図です。鶴の交差した嘴と羽がダンサブルですね。
こちらは純日本的で縁起の良いデザイン。羽の周囲にある白いモヤモヤは雲だと思いますが、そうだとしたら、すごく高度を感じさせるスグレモノです。 鶴丸の形はJALのマークにもなっています。逆さなので見にくいかも知れませんが、小箱裏面の鶴のデザインもなかなか良い。 大和燐寸お得意の鶴シリーズ。こちらの鶴は千両を銜えて飛んでいます。めでたい…とはこういうことか。

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