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Sam & Dave / Sam Cook / Slim Harpo / The Spaniels

Sam & Dave

SOUL DUO これほど強烈なデュオはいない。サム・ムーアはナイフの鋭さ、デイヴ・プレイターはナタの力強さで、ステージから観衆のためらいをメッタ切りしてしまう。泡を飛ばして絶叫し、汗を飛ばし、小刻みにあるいはダイナミックにステップを踏む二人の姿はまるで鬼神の乗り移った説教師のごとく…だった。二人とも別々のゴスペルグループ出身で、出会いは61年。タレント・コンテストで、たまたま二人は即興でジャッキー・ウィルソンの『Doggin' Around』を歌わされたところ、観衆に大受けしたのが始まり。61年に初シングルを発表するが、ヒットはアトランティックと契約しスタックス経由でレコードを出すようになってから。スタックスではアイザック・ヘイズとデヴィット・ポーターのバックアップを得、66年に3枚目の『You Don't Know Like I Know』を7位に押し上げた。以降『Hold On』『When Something Wrong With My Baby』『Soul Man』『I Thank You』などを次々と大ヒットさせる。しかし、68年スタックスとアトランティックの契約が解消されてからは二人の人気は衰える。それ以降は話題になるたびにデュオを組んだり、解散したりの連続で、68年4月、デイブは交通事故で死亡した。
*告白しますと、私はデイブを見ていません。上記レビューはビデオを見てのものです。ああ、ホンモノを見たかった!

DOUBLE DYNAMITE (LP)[STAX(712)]
1You Got Me Hummin' 2Said I Wasn't Gonna Tell Nobody 3That's The Way It's Gotta Be 4When Something Is Wrong With My Baby 5Soothe Me 6Just Can't Get Enough 7Sweet Pains 8I'm Your Puppet 9Sleep Good Tonight 10I Don't Need Nobody (To Tell Me 'bout My Baby) 11Home At Last 12Suse Me

Sam Cooke

しばらくお待ちください

Slim Harpo

BLUES ライトニン・スリム、ロンサム・サンダウンと共にルイジアナ・ブルース三羽烏と称されたのがこの人。当初はライトニン・スリムのバックでハーピストも務めた関係もあり、そのものズバリ、スリム・ハーポという芸名にしたという安易さ加減。とにかくその気の抜けた鼻声と、まったりした温帯洞窟サウンドは一度聞いたら鶏でも覚えられるほどの個性だ。曲調はジミー・リード風でレイジーなダウンホーム・ブルース系が多いのだがまるでトゲがなく、むしろポップなR&Bテイストだ。61年に大ヒットした哀愁味たっぷりのバラード『Rain In My Heart』のイメージが強いのかも知れない。その後66年にR&Bチャートで1位、ポップチャートでも16位まで記録し、スリム・ハーポ最大のヒットとなったスケコマシソング『Baby, Scratch My Back』などは、確かにルイジアナ・ブルースの形態は、しっかりと固持しているから、やはりブルースなのだ。しかし、ローリング・ストーンズがカヴァーしたことで有名な『I'm A King Bee』『Shake Your Hips』はもとより、『Mohair Sam』などに至ってはブルースを知らない人にも充分に受け入れられる曲調だ。泥臭く湿っぽいが、限りなく明るくて親しみやすいブルースマンである。
*61年にリリースされたファースト・アルバムにシングルを6曲追加した国内盤CD。57〜61年に収録されたシングル全てを含むベストアルバムである。2匹目のドジョウ的な『Still Rain In My Heart』で締めくくる念の入れよう。レイジーでゆったりした初期のスリム・ハーポ・サウンドがたっぷり味わえるが、ジミー・リードやロンサム・サンダウン、ライトニン・スリムの影響が色濃く残った作品群だ。ジャケット・デザインはオリジナルのままで、当時のブルース・アルバムとしては、かなりポップな感じだったのではないかと思われ、『Rain In My Heart』がヒットした熱狂ぶりがうかがえる。

Raining in my heart.. (CD)[P-VINE/EXCELLO(PCD-2325)]
1
Rainin' In My Heart 2Blues Hangover 3Bobby-Sox Baby 4I Got Love If You Want It 
5Snoopin' Around 6Buzz Me Baby 7What A Dream 8Don't Start Cryin' Now 9Don't Start Cryin' Now 10Moody Blues 11My Home Is A Prison 12Dream Girl 13Wonderin' And Worryin' 14Strange Love 15You'll Be Sorry One Day 16One More Day 17Late Last Night 18Still Rainin' In My Heart

Slim Harpo

BLUES 上記『Rain In My Heart』の続編となる63年以降のベスト盤。サウンドはよりR&B色が強くなっているが、スリム・ハーポのスタンスにはそれほどの変化は感じられない。細かくいえば、アルバム中の最新作品である『I'm Your Bread Maker Baby』などはファンキーな作りとなっており、それなりに揺れ動いて発展してはいるものの、結局はスリム・ハーポ・テイストは維持されている。それにしても「チャカポコ」とした(イカ天で有名になった「たま」を連想するのは私だけか?)木魚風のパーカッションが、なぜか懐かしさを感じさせてくれて、思わず和んでしまう。

BABY SCRATCH MY BACK (CD)[P-VINE/EXCELLO(PCD-2423)]
1Shake Your Hips 2Midnight Blues 3Harpo's Blues 4Buzzin' 5My Little Queen Bee 6A Love The Life (I'm Livin') 7Baby, Scratch My Back 8I'm Gonna Miss You Like The Devil 9Rainin' In My Heart (alt. take) 10Wonderin' Blues 11We're Two Of A Kind 12I Need Money 13What's Goin' On Baby 14Please Don't Turn Me Down 15I'm Your Bread Maker Baby 16Lovin' You (The Way I Do)

Slim Harpo

BLUES 同じくスリム・ハーポのエクセロのLPベスト盤。何といっても隣に白人女性をはべらせた流し目のジャケットが、さもありなんといった風情で素晴らしい。この品の無さが全てを物語っている。この軽さ、この非深刻さは確実にブルースの内包する一面である。かといって昨今の[使い捨てヒット曲]とは一線を画す奥深さがあり、何度聞いても飽きのこない味わいがこのアルバムにはびっちり詰まっている。

THE BEST SLIM HARPO (LP)[EXCELLO(EXCELLO-8010)]
1Mohair Sam 2I'm Gonna Keep What I've Got 3Baby, Scratch My Back 4Buzz Me Baby 5I'm A King Bee 6Rainin' In My Heart 7Shake Your Hips 8Te-Ni-Nee-Ni-Nu 9I'm Your Bread Maker Baby 10Tip On In

The Spaniels
しばらくお待ちください

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