●ぞえじいの SOUL MUSIC



私のこれまでの人生の中で、ただただひたすら続けてきたものがバンド活動です。
中学2年生の時から続けているのです。

断言しますが、上手くなることや、モテるためにやってきたのではありません。
有名になろうと努力した時期はありましたが
それも今ではハッキリと「若気の至り」だったと言い切れます。

じゃあ何故この歳まで? と問われると
「仲間を集めて演奏するのが好き」とお答えするしかありません。
じつは個人契約ではどう? とか、演歌歌手にならない? とスカウトされたことも何度かありました。
でも、あくまでもバンドにこだわりを持ち続けました。
そんなわけで、今は素晴らしい仲間に囲まれて超〜シアワアセなのです。

●12/09/11 共演は北さん推薦の「Rough & Ready Original(ラフレオ)」
at 銀座TACT

ぞえじいの SOUL、R&B おススメレビュー

●音楽関係エッセイ集

清志郎が愛してくれたぞえじいのCD「Bitter with Sweet」

 ちょっと長くて申し訳ありませんが2003年秋に出したTHE 33 RHYTHM SECTION(ざ・さんさん・りずむ・せくしょん) の自主制作盤『One Night』のジャケットに書いた「ごあいさつ」です。現在に至るまでのおおざっぱなプロフィールです。


 僕は1949年、西立川の米軍基地の近くで生まれました。叔父がそこで働いていたので、アメリカの歌はよく聴いており、小学生の頃からテネシー・アニーフォードの『16 TON』や『帰らざる河』などを、わけも分からぬままに口ずさんでいました。1963年、ビートルズを聴いてすぐに『The Swinging Play Boys』というバンドを組みました。中学2年生の終わり頃です。学校始まって以来の自主的サークルで、たかが知れてるけれど必死に髪を長くして親や教師のヒンシュクを買ったものです。

  高校生になってストーンズやアニマルズに夢中になり、彼等がコピーしていた BLUES や R&B を聴くようになりましたが、当然お金もなく、なかなか本物のブラック・ミュージックを聴くチャンスには恵まれませんでした。
  バンドに参加していたものの、メンバーの多数決でレパートリーが決まるので、GSやベンチャーズもやらされていました。大学生になって『The Big O Country Blues Band』という黒っぽいグループを組んだものの、パーティーで John Lee Hooker や Jimmy Reed などを演奏すると、アクビをされたものです。もちろん「へたっぴ」なのが一番の原因でしたけど…。

  とにかく不器用に歌い続け、R&R バンド『液体真珠』(ジャングルビートを取り入れたオリジナル曲は本邦初じゃなかったかと思う。このバンドでは『キャロル』や『外道』の前座も務めました)とか、ロック・バンド『Super Milk』とか、レゲエ・バンド『Rasta Club』なんかを組んできましたが、「へたっぴ」は相変わらず。
 結局、いい年をこいたオヤジになってから、一番好きだった SOUL MUSIC や R&B に戻り『THE 49ER'S』というソウル・バンドを組みました。

 これを機に桜井ユタカさん、木崎義二さん、鈴木啓志さんとお知り合いになり、彼等に励ましていただいたことは『売れ線』『メジャー』とは無縁の僕にとって、なによりの『宝物』になりました。そうそう、それから忌野清志郎氏に「こんなCDに巡り会えてオレは本当に幸せだ」なんて彼の本の中で書いてもらったことなんかもあります。

  しかし歳と共にますます R&B に回帰してしまい「こうなりゃ、リスナーに戻るしかないかな」と悩んでいたとき、Deep Soul Singer の森崎ベラさんが「手伝うよ」と言ってくれました。妻も「歌を続けた方がいいよ」と言ってくれました。そして再び昔なじみの仲間や新しい仲間が集まり、この CD『One Night』ができたのです。

「売るつもりはない。好きな人だけに聞いてもらう」と言ったら桜井さんが解説を書いてくれました。というわけで、仲間のみなさん、この CD を聞いてくださったみなさん、本当にありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか?

*この6曲入りのCDは上記のとおり非売品です。200枚くらい作りました。現在でもデータは残っていますので、ご希望の方にはお分けいたします。


せっかくですから、このCDに寄稿してくださった桜井ユタカさんのライナーノーツもご紹介します。


本物のソウル・ミュージックを楽しんでみませんか?
SOUL ON / 桜井ユタカ


 “本物”って軽はずみに言ってしまったが、何を持って“本物”と断定するのかと、あっちこっちから非難の声が飛んで来そうだが、まあまあどうかひとつこのオヤジの話を聴いてチョーだいな。
 いま手にされているこのCDは無料で入手されたものですよね。だからと言って高飛車に“聴きやがれ”なんて失礼な事は言いませんよ。

 このCDの主の川副さんはR&Bやソウル・ミュージックが大好きな青年で、かれこれ30年も歌い続けているんだそうだ。俗に言う筋金入りのR&B、ソウル・ミュージック愛好者なのである。
 年に数回ライブに足を運んでいるが、大好きな曲を次々とうれしそうに歌いまくってくれ、それらの曲に対する愛着心が聴く我々にもひしひしと伝わって来るのが、テレビ等で耳にする和製 R&B &ソウル・シンガーとか言われている連中にはないものなのだ。このCDを手にされている貴方、是非一度彼のライブに足を運んでみて欲しい。

 このCDには6曲収録されているが参考までに曲の紹介をしておこう。
1曲目(One Night)はニューオリンズの巨匠の1人、今は亡き Smiley Lewis の名曲です。
2曲目(I Won't Cry)もニューオリンズの歌手 Johnny Adams の名曲ですが、時代は1960年代に入ってからの作品です。
3曲目(Mama Mama)はテキサスのブルー・アイドとして有名な Roy Head の作品です。
4曲目 (My Memories Of You)は渋いですねえ、ニューヨークの有名なR&Bグループ The Harptones 1954年のカバーです。
5曲目(Dreams To Remember)は小生も死ぬほど好きな故 Otis Redding の死後発表された未発表作品の中の1曲ですが、胸にジーンと来る名曲中の名曲と断言して良いでしょう。
最後の曲(My Last Heartbreak)は、Wilson Pickett が無名だった頃の傑作曲ですが、数人がカバーしていて、川副さんは Kenny Ballard のバージョンにも魅了され、カバーに挑戦したということだ。

 本当にあなたは R&B、ソウルがお好きなんですねえ。歌えなくなるまで歌い続けて欲しい。小生もくたばる迄 R&B やソウルを聴き続けるからね。 2003/10/30

*青年と書かれて汗が出ました。

 

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